前回、前々回と合わせて粘着力試験について勉強しましたが、今回は「高速軽量剥離試験」です!!!
高速軽量剥離試験とは。。。
粘着製品の基材を剥離紙から剥がした際の抵抗値を測定し数値に表したものです。
数値が大きい程、剥離抵抗が強い(重い)。小さい程、剥離力が弱い(軽い)ということになります。
前回の試験同様、貼りつける部材やその時の気温、シールを剥がす方向などにより数値が変わりやすく、一定の条件で測定する事が非常に大切です。(弊社研究室は常に23°湿度50%に空調管理しております)
では、またまたNORIと一緒に測定を始めましょう!!!
・試験片 幅50mm 長さ250mmに断ちます。
・試験片をセットし、試験速度(10m/min,30m/min,50m/min)に合わせる。

・下部チャックを上部カラーの位置まで持ち上げる。
上部チャックへ少し折り曲げた表面基材を挟み、 下部チャックへ剥離紙を挟む。
右側レバーを動かしたと同時に下方向に剥離紙が引っ張られます。この時の強度を測定する。
・測定結果
「高速軽量剥離試験」
こういった手順で数値を出しているのですね!
みなさんおわかり頂けましたでしょうか?
「粘着力試験」「ループタック試験」「高速剥離試験」
弊社製品構成表にも記載しています。それぞれの数値は製品選びの目安にもなりますよね!
丸昌化学は安定したクオリティの製品をお届けする為に、日々測定、研究、管理を繰り返しております。